本日新しい学術団体を目指した研究会のキックオフを行いました.
研究会の名前は「4DFF研究会」.4DFFとは4D and Functional Fabricationの略です.
元々は3Dプリンタが,単に既存製造技術の置き方としての発展だけではなく,3Dプリンタ,付加造形ゆえの複雑形状,コンポジット材料で新しい機能,(4番目の)新しい価値を創造する研究の発表,議論の場を作ろうと始めた活動でした.
2016年に提案したこれまでにないボクセルベースの3DデータフォーマットFAVも,機能発現に欠かせないアウトプットでした.
発表,議論の場として昨年10月に開催した「Conference on 4D and Functional Printing 2018」 (4DFP2018)では,Functional Printingとしていましたが(4DFF2018の発表内容も既にPrintingはごく一部でしたが),今日の議論でPrintingではなくFabricationにする事にしました.
キックオフではスコープの議論に時間をかけました.これまでのどの学会でも中心になり得なかったが,これから絶対に注目され,重要になって行く領域を,この研究会で扱っていきます.
コンファレンス(4DFF2019)は今年も開催します.オープンアクセスの電子ジャーナルも出します.詳細はまた明らかにします.
昨年のコンファレンスの基調講演は落合陽一氏でしたが,今年のコンファレンスの基調講演も,色んな意味ですごい人を予定しています.