inkcube.org代表のMemorandum

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足りない英語力を補う論理力?!

本日,朝からアメリカとイギリスをつないだWEB会議.

これまで海外の会社との共同開発,海外学会等での重要ポジション,会議の議長やコンファレンスでの基調講演,主に英語圏ではあるが仕事で実績を残してきたし,周囲からは英語ができると思われているらしい(とっくにできない事を見抜いている人もいますが).外国人相手の英語でのセミナーも何度かおこなった.

実は難聴に近く,特に高周波数帯が聞こえない.人間ドックでも必ずチェックが入る.女性の話す日本語もよく聞きとれないことがある.さらに高い周波数域を多く含む英語のヒアリングには苦労する.

もちろん会社での昇進昇格にはTOIECのスコアが必要だし,それなりの英語力はある.

それでも保持している英語力以上に評価をされ,実績を残せたのは,論理力だと勝手に思っている.私よりはるかにTOIECスコアの高い人と一緒に会議に出ても,私が主導権を握る.

議論の流れ,相手の主張,聞こえない部分は論理力で補う.もちろんこれがとても危険な,ましては仕事上危ないやり方であることもわかっているし,失敗もある.でも,高音域が聞こえない耳は聞こえるようにはならない.

まだこれから数年は,集中力を研ぎ澄ませたこのやり方に頼るしかない.海外との仕事はまだまだ残っている.

仕事で英語が必要なくなる日が来たら,どんなにホッとするだろう.でもちょっぴりさびしいかも.

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