inkcube.org代表のMemorandum

インクジェット,3D,その他テクノロジーについて.

プリンタ選び

昨日記載したプリンタエラーのその後と最近のコンシューマ用インクジェットプリンタに一言.

(会社では競合評価・・・という名目で様々なプリンタを購入してきましたが,自宅用のプリンタを買うのは7年ぶり)

結局エラーは解決できず(廃インクタンクフルのフラッグが立ったのだと推測したのだが),最後はパワーオンさえできなくなり,新しいプリンタの購入を決定.

もっと早く買い替えを決断しても良かったのだが丸1日修復を試みたのは,年賀状の返信をすぐに出したかったこと,それになんといっても年末・年始のために購入したインクカートリッジがまるまる1セットあったこと.

同じメーカーでも新機種にすればインクカートリッジも変わり,購入したインクカートリッジが無駄になってしまうから(7年もたてばカートリッジの型番変わるのは仕方ないが,実際のサイクルはもっと早い).これは後にもコメントしたい.

新しいプリンタ選択に際し,必須条件はCD/DVDのレーベルプリントができること.

昨日も書いたように4色インクでこれを満たす機種はあったが少し背が高いのが気になったので,しかたなく6色で今使っているのと同じメーカーの機種を選択.Amazonで買う前に地元の量販店で実物と在庫を確認.実物を見て良かった.用紙トレイが飛び出して中に納まらないのがデフォルト.この何年かコンシューマー用のプリンタの数少ない良くなった点として手差しトレイの復活とフットプリント(設置面積)の縮小はあると考えていたが,用紙トレイを飛び出させたこともフットプリント縮小の一因なの???

デザイン許せず,その場で唯一4色でレーベルプリントできる背の高い機種への変更を決定.

しかし在庫がないらしい.店員に入手時期を確認したくても今の家電量販店って店内で案内する店員さんはほんといなくなった(携帯電話のコーナーはたくさん人がいるのにね).家電の性能や使い勝手を聞くことは今はほとんどないので普段は別に困らないが,「お取り寄せ」と書いていて聞く人がいないとは.やっと見つけて尋ねたら納期は2月と・・・

年賀状書けない.結局ネットで購入しようと検索したら,やはり1ヵ月待ち.でも一昨年前の機種も掲載されており,2日で届くというので注文.

これが顛末です.

2017年に発表した「インクジェット進化論」の中で,一般ユーザーにとってはほとんど向上が認識できない性能進化に注力するより,別な方向に向けるべきだと訴えた.インクの型番ももっと長く共通で使えるようにしてほしい.もちろん耐久性,発色等様々な観点で性能向上のためインク組成を変えているのはわかっているが,多くの消費者はそこでの喜びより,買い替えた新機種でも同じ型番が使える方がありがたい.

インクの値段を下げることの要求が高いのはわかっているが,そこはビジネスモデルも絡んでいるので別な機会に話そう.

せめて,同じメーカーの買い替えなら,古いインクカートリッジを買い取るか,新しい機種のインクカートリッジと交換して欲しい.

最後は一般消費者の立場でのコメントでした.